ぼんやり考察してみよう

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評価:駄作

点数:40点

ネタバレなし

製作年:2015年 製作国:アメリカ

★あらすじ

見知らぬ小屋で意識を取り戻したアダムは、記憶を失くしていた。 壁には、「思い出せ」と書かれたメッセージ。フラッシュバックと共に、戻りはじめる記憶……。 アダムと3人の仲間たちは、山奥に墜落する飛行機を目撃。駆け付けた事故現場で、謎のウィルスに感染したのだ……。

★一言感想

原題は「THE HIVE」

主人公が謎だらけの状況で覚醒し「どうしてこうなったか」を思い出す、メメントライクな物語なのですが……その『思い出す過程』が無駄に複雑で、非常に退屈なのです。 ミステリーならともかく『登場人物が黒いヘドロを吐いて、吐きかけられて感染した者は記憶を共有するようになる』こんな、B級ゾンビ映画以下のしょうもない設定で謎を引っ張られたところで興味を惹かれません。

細部を客観的に見れば「駄作」と断じるほどか……? とも思うのですが、どうも、私とは致命的に相性が合わなかったらしく、見ている時の苦痛は相当のものでありました。途中で見るのが嫌になって、何度中断したかわかりませぬ。いっそのこともう、続きを見るという苦行を止めて、この備忘録にも記すことなく、映画の存在ごと闇に葬ろうか……大袈裟でなく、そう思ったくらいです。 しかし、仮にそうしたとして、本作の主人公のようにすべてを忘れて、いつの日かこのクソ映画を再び見てしまうなどということがあれば、悔やんでも悔やみきれません。

無理矢理にでも良かった探しをするならば、最後の台詞だけは少し良かった、でしょうか。 それにしても、こんなに完走するのが苦痛だった映画は本当に初めてで、衝撃を受けました……。今までにも「駄作」の評価をつけて、悪し様に言った作品は何本かありますが『見るのが苦痛』という点においては間違いなく本作がトップです。書いていて、文章から嫌悪感が滲み出ているのが自分でもわかるのが悲しい。こんな映画ばかり見ていたら映画が嫌いになってしまいます。 次回は『映画って楽しい』と心から思える、そんな作品に出会えることを願っております。