ぼんやり考察してみよう

日々考えたこと、映画感想、評価などを記しておくブログです。WPから移転しました。

キューブ:ホワイト

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◆キューブ:ホワイト

評価:微妙

点数:30点

ネタバレあり

製作年:2018年
製作国:イギリス

★あらすじ
出口のない空間で、様々な“死の仕掛け”に襲われるシチュエーションスリラー。ルースが目を覚ますと、そこは真っ白な立方体の中だった。すると突然謎の声が響き、難解な質問が繰り返される。ルースが答えられないでいると、室温が急上昇し……。

★一言感想
原題は「WHITE CHAMBER」
原題にはキューブのキュの字もありませんな。まあ、毎度の事です。

筆者くらいマイナー映画ばかりを好んで(?)つまみ食いしている者からすれば、本作もいつもの邦題詐欺である事など先刻承知であり、かの「CUBE」の関連作品であると勘違いして借りたりはいたしません。無論、余計な期待も抱きようもないのですが、最初から何の期待もしないで鑑賞しても尚、見るのが辛い始末です。やってくれるぜ。

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このキューブの目的は何なんだ? という謎については、意外にも早々と明らかになります。戦争に利用可能な新薬を開発するための人体実験、その為の白い部屋、だったようです。

その白い部屋を擁する研究施設でのあれこれが本編の大半を占めるわけですが、何の盛り上がりもなく、只々眠くなります。周囲を身内とイエスマンで固めた、ナッツアレルギーのヒステリー研究者が、切れ気味に人体実験を繰り返して、新人研究員が何か言いたそうな素振りを見せるが、特別反抗するわけではない……みたいな展開が最後まで続きます。

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内戦、新薬、密室、拷問、復讐……色々な要素が詰め込まれていますが、何が主題だったのかわからず、結末までの過程も退屈です。映画「CUBE」が好きな方には勿論、シチュエーション・スリラーなら何でもいいや、という方にも、お勧めはできない作品です。