サバイバル・デッド・アイランド
◆サバイバル・デッド・アイランド
評価:普通
点数:30点
ネタバレあり
製作年:2013年 製作国:カナダ
★あらすじ
少女VS殺人鬼。無人島で命を賭けたサバイバルが始まる。 サマーキャンプのカウンセラーの仕事をすることになった、17歳のギリアン。仕事の試験として「無人島で48時間一人で過ごさないといけない」という課題を与えられる。 その無人島は、“ゴーストアイランド"と呼ばれカウンセラーの間でも有名な島であった。一抹の不安を感じつつも、無人島へやってきたギリアン。テントなど野営の準備を終え島を探索するギリアンは衝撃的な光景を目にする。この島には“ゴースト"ではなく殺人鬼が潜んでいた。 48時間、助けは来ない。迫りくる殺人鬼からギリアンは無事に生きて帰ることができるのか……。
★一言感想
原題は「SOLO」
友人の伝でキャンプ指導員のバイトを引き受けた女子高生ギリアンが、テストの為、幽霊が出ると噂の孤島に二泊することになる――という物語。
ううむ、全ての元凶にして犯人である元キャンプ指導員のおじさんの動機が本人の口から明らかにならないのと、その行動がよくわからないせいで、何となく消化不良です。
犯人は以前行方不明になったジェニーを殺害して島のどこかに埋めた。近く島が売られることを知って、死体の発見を恐れた犯人は島にキャンプを張り、釣り人を装い、犬を連れて、もはやどこに埋めてしまったかすら忘れてしまった死体の捜索を開始した……ということでいいのですかね。 そんな中、テストでギリアンやらマーティやらがやってきて、事件の真相に触れそうなので追い出そうとしたが上手く行かず、最終的には拠点であるテントを見つけられ、中にあったジェニーの写真も目撃されてしまったので、進退窮まってギリアンとマーティを襲った、と。
鑑賞中は「何このおじさん、何がしたいのかわからん」と思っていましたが、ある程度脳内補完して、文章に纏めてみると意外とすんなり犯人の行動が頭に入ってきますね。 ギリアンは何度も殺害する機会があったのに縛るだけで逃げられていますし、マーティにもトドメは刺していないことから、犯人は精神に異常をきたしてはいましたが、根っからの殺人鬼というわけではなかったのでしょうか?
ところで、ギリアンが夢でうなされている、妹の子守をさぼったら妹が溺れてしまったというエピソードは何か重要な伏線かと思わせておいてそんなことはなかったです。
それなりに楽しく見られましたので、評価は「普通」であります。