ぼんやり考察してみよう

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ザ・コレクター

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◆ザ・コレクター

評価:微妙

点数:35点

ネタバレあり

製作年:2016年
製作国:ロシア

★あらすじ
終電間際の地下鉄に乗った人々が、トンネルに潜む謎の怪人によって殺された。
そんななか、レスキュー隊員が最後の生存者を発見する。

★一言感想
地下鉄に出没する怪人のお話です。
邦題は『ザ・コレクター』なのですが、明らかに的外れな邦題と言えましょう。
コレクター要素、ないですものね。

本編は80分と短めですが、退屈なため、体感時間は長かったです。

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※地下鉄繋がりで話題になります。洋画でこの名前を目にするとは……

最初に地下鉄で行方不明になった人々。
彼らを探しに地下へと潜入する人々。
二つの物語が並行する形で、交互に描かれていくのですが、切り替えが無駄に頻繁なので鬱陶しいです。時系列を交互に描写する狙いはわかるのですが、視点の切り替えは最小限に留めた方がよかったと思います。

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※ノイズと共に、唐突に時系列が切り替わります

全編にわたり説明不足で、よくわからない箇所も多いです。
怪人の発生した原因、怪人が電車を襲撃した目的、怪人が吐いたガスで他が怪人になる理由、全て不明。訳ありらしい中国人はケースを大事に抱えていますが、最後まで中身はわからず、預言者めいた能力のある撮影スタッフも、その背景まではわかりません。

時系列が交錯していても、説明不足が多々あっても、見所があり楽しめれば何も文句はありませんが、薄暗い地下トンネルの中、ただ歩いたり、話をしたりするような地味で退屈な場面ばかりが目立ちました。登場人物が怪人に襲われる前に、見ている人間が睡魔に襲われます。

ジャンルとしてはホラーになりますが、特別怖くもないため、終始暗い画面と相まって、眠い時には睡眠導入剤の代わりになる事請け合いであります。