ぼんやり考察してみよう

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ドント・ハングアップ

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◆ドント・ハングアップ

評価:良作

点数:45点

ネタバレなし

製作年:2016年
製作国:イギリス

★あらすじ
イタズラ電話をきっかけに正体不明の恐怖が迫るシチュエーションスリラー。モズリーとブレディはイタズラ電話にハマっていた。ある日、ふたりはいつものように電話するが、相手の男は乗って来ず、電話を切る。すると、家の電話が突然鳴り出し……。

★一言感想
「ドント・〇〇」シリーズの一作です。
とはいえ、ドント・ブリーズに便乗したこじつけ邦題ではなく、原題は邦題と同じ「DON'T HANG UP」となっております。

サム、ロイ、ブレイディ、モーズリーの四人は、ネット上で『イタズラモンキー69』のハンドルネームで活動するティーンエイジャー。彼らは誰彼構わずイタズラ電話をかけまくり、ターゲットが右往左往する様子を楽しむばかりか、イタズラ電話の一部始終を動画撮影してSNSにアップロード、再生数稼ぎに使っているのでした。

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※この表情……やなこった! と言いたくなります

そんなある日の夜、サムの家にブレイディが遊びに来ます。
俺の家の電話で近所にイタズラ電話かけたら誰の仕業かまるわかりだからやめろっつーの、とのサムの言葉も聞く耳持たず、早速イタズラ電話をかけはじめるブレイディ。
なんともはた迷惑、もはやイタズラ電話がライフワークと化しておりますね。

二人が他愛のないイタズラ電話で盛り上がっている最中、サムの家に、謎の人物から怪しい電話がかかってくるのでした。

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※どうやら電話の主は、二人の素性を知っている模様

簡単に言ってしまえば、イタズラ電話で他人を翻弄していた輩が、逆に悪意ある電話で追い詰められて酷い目に遭う物語です。因果は巡る、というやつでありましょう。

犯人はあえてあの場所に隠れる意味があったのか? ブレイディは最後にどうしてあんな行動を取ったのか? など、疑問に感じるところは何ヶ所かありましたが、地味ながら綺麗にまとまった作品でありました。

犯人の動機も変に捻っていないためにわかりやすく、説得力があります。