ぼんやり考察してみよう

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パズル

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◆パズル

評価:微妙

点数:40点

ネタバレなし

製作年:2018年
製作国:アメリ

★あらすじ
4つのパズルと6人の参加者が、36時間以内のクリアを目指してデスゲームに挑むソリッドシチュエーション・ホラー。恋人のネイサンに誘われ、ホラー映画ファン向けのミステリーツアーに参加したアレックス。主催者は勝者への報酬は“命”だと宣言し……。

★一言感想
原題は「RUIN ME」

アレックスは恋人のネイサンに誘われて、究極のホラー体験を謳うイベント「切り裂きキャンプ」に参加する事になります。携帯電話を預けて、免責事項にサインすると、ライトバンの中から仕掛け人たちが登場。参加者一行は頭に袋を被せられて、見知らぬ森の中まで連行されるのでした。

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本作の邦題は「パズル」となっておりますが、作品の内容とは絶妙に合っていないように思います。劇中のイベント「切り裂きキャンプ」の中でちょっとしたクイズこそあるものの、とてもパズルという邦題に見合う物語ではありません。訴求力があるかどうかはともかく、素直にイベントの名前を取りまして「切り裂きキャンプ」とするのがわかりやすかったでしょうか。

邦題だけでなく、パッケージも作品の内容とは似て非なる何かであります。パッケージ写真では主人公のように見える黒髪の女性ですが、本編には一切登場しません。上半身裸のマスクマンも本編には一切登場しません。

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どこまでがイベントで、どこからがアクシデントかわからない「切り裂きキャンプ」ですとか、薬物依存症の前科がありますせいで、恋人のネイサンからも画面の前の視聴者からも幻覚を見ているのではと疑われてしまうアレックスですとか、面白くなりそうな設定を詰め込んだ作品なのですが、惜しむらくは物語の焦点がぼやけていることでありましょうか。

何を見せたいのかがはっきりしないために、盛り上がりに欠けた、まとまりのない作品になってしまっております。