ぼんやり考察してみよう

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パージ

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◆パージ

評価:普通

点数:90点

ネタバレあり

製作年:2013年
製作国:アメリ

★あらすじ
1年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる“パージ"の日。ジェームズ・サンディンは妻、娘、息子とともに“パージ"の夜を完璧なセキュリティの家で平穏に過ごすはずだった。しかし、“パージ"開始直後にターゲットとなった一人の男を家に匿ったことで暴徒と化した市民から一家全員の命が狙われてしまう。緊張に満ちた12時間が今、始まる――。

★一言感想
原題は「THE PURGE」そのままでありますね。

法律が役目を果たさなくなる恐怖の12時間“パージ”の夜を描いた物語です。
パージ前夜、隣近所では「いや~、いよいよパージの夜ですね~、ご安全に!」みたいな声かけが行われておりますが、そんな軽いノリでいいんですか。呑気に「ご安全に!」なんて言っている場合じゃない気がするのですが。

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※もう始まってます

当然のように自宅に引きこもってパージをやり過ごそうとする一家でしたが、娘の彼氏が交際に反対する父親をパージに乗じて暗殺しようとこっそり侵入していたり、息子が襲われているホームレスを助けようとセキュリティを解除してしまったりで、てんやわんやの大騒ぎになってしまいます。こう書くと子供たち、揃いも揃ってトラブルメーカーですな。

父の暗殺を狙う娘の彼氏が物語を引っかき回すのか? と予想するも、スペランカー先生に匹敵する脆さを見せつけ、あっけなく退場。まー意外性はありましたが、それにしても弱い、弱すぎます。一体全体何の為に出て来たんだ、彼氏よ……活躍する場面が皆無に等しく、名前すら思い出せない有様です。最初に娘といちゃつきながら「うー!」って唸ってたあたりが最初で最後の見せ場でした。

ちなみに本作は「パージ アナーキー」「パージ 大統領令」そして「パージ4 The First Purge」と、多くの続編が制作されておりまして、配給会社もアルバトロスやトランスフォーマーではなくユニバーサルエンターテイメントでしたので、鑑賞前に、つい過度な期待をしてしまいました。可もなく不可もなく、でありましたね。