ぼんやり考察してみよう

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NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム

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◆NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム

評価:普通

点数:60点

ネタバレなし

製作年:2016年 製作国:アメリカ

★あらすじ

ヴィーことヴィーナスは、スタテン島で看護師の母親と暮らす高校3年生。 名門カリフォルニア芸術大学から入学通知を受け取ったものの、自宅から通える大学に奨学金で進学すると信じ込んでいる母親に言い出す勇気を持てないでいた。 大学から届いた入学するか辞退するかの最終的な返答を求めるメールを前に悩んでいたヴィーは、Facetimeしてきた親友シドニーから多人数参加型ゲーム「NERVE/ナーヴ」のことを教えてもらう。

★一言感想

本作の主人公であるヴィーは目立たない草食系女子なのですが、意中の人に「あの娘? タイプじゃないわー」と手ひどく振られたことから、半ば自棄気味に、視聴者参加型ネットゲーム「ナーヴ」に挑戦することになります。ゲームで出会ったイアンと一緒に挑戦をクリアする内、いつの間にかブレイクしたピコ太郎の如く、ヴィーは「ナーヴ」の人気者になるのでした。

「ナーヴ」を通して、本作はインターネットによくある、顔が見えない故の無責任な言動、それにより、人の生命すら奪われかねない現実を上手く描写しております。 こうした問題提起は、通信網の発達により、社会の有り様が大きく変容した現代ならではと言えましょう。インターネットは便利ですが、個人的には、ここまで万人に普及しなくても良かったのでは……と思ってしまいます。

『メイズランナー』や『トワイライト』シリーズ同様、明らかにティーン向けの映画なのですが、軽いノリで、何も考えずに楽しめる娯楽作でありながら、何気に社会風刺が効いているのは好感が持てました。