ぼんやり考察してみよう

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サラリーマン・バトル・ロワイアル

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◆サラリーマン・バトル・ロワイアル

評価:良作

点数:70点

ネタバレあり

製作年:2016年 製作国:アメリカ/コロンビア

★あらすじ
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガンが製作・脚本を務めたサバイバルアクション。
コロンビアのボゴタにあるベルコ・インダストリーズ社。突如、80人の従業員はオフィスビルに閉じ込められ、同僚同士の殺し合いを命じられる。

★一言感想
原題は「THE BELKO EXPERIMENT」です。

そして邦題はご覧の通り「サラリーマン・バトル・ロワイアル
ゾンビ・サファリパークに同じく、邦題だけで内容が伝わります。しかし、他作品の題名を使ってしまって大丈夫なのでしょうか。

舞台はコロンビアの首都ボゴタ
コロンビアと言うだけで「バトル・ロワイアルが起こってもおかしくはない」と思ってしまう、謎の説得力があります(酷い偏見)

バトル・ロワイアルの名を冠しておりますが、言うほどにはバトル・ロワイアルはしておりません。
本家バトル・ロワイアルと違い、誰が何の目的でこのゲームを行っているのかわからない事もありますし、登場人物も皆、大人ですので「殺し合いをしてもらいます」と言われて、はいそうですか、とはならないのです。
結局、主催者側の課したペナルティ、バトル・ロワイアルで言うところの『首輪爆発』で大勢が死んでしまいます。
意外と、参加者同士の殺し合いによる犠牲者は多くないんですね。

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※参加者は最初80人なので、本家と比較しても大所帯です

そんなわけで、ゲームに乗らない人々が多数派を占めるベルコ社なのですが、爆弾を取り外そうとしたら頭を吹っ飛ばすぞ! と言われ、外部に助けを求めようとしたら頭を吹っ飛ばすぞ! と言われ、終いには殺し合いをしないと頭を(ry と、主催者が散々脅迫してくるので、平和的解決を模索するも八方塞がり。

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※とりあえず爆破で片付けようとする主催者

絶望感漂う中、桐山和雄ポジションの上司が武器庫を漁り始めたあたりから雲行きが怪しくなり、七原マイクと中川リアンドラは、殺し合いという大きな渦に巻き込まれていく事になるのでした。

上映時間は短め、登場人物は多めですが、それぞれキャラクターも立っておりまして、バトル・ロワイアル亜種として楽しめる作品であります。