ぼんやり考察してみよう

日々考えたこと、映画感想、評価などを記しておくブログです。WPから移転しました。

ザ・メガロドン

f:id:unknownhuman:20210613033941j:plain:w211:h300

◆ザ・メガロドン

評価:微妙

点数:45点

ネタバレあり

製作年:2018年
製作国:アメリ

★あらすじ
ハワイ沖を哨戒中のアメリカ海軍駆逐艦が、沈没したロシア潜水艦を発見。潜水艇で生存者の救助に向かったリンチ中佐は、海底で巨大なサメと遭遇する。それは数百万年前に絶滅したと信じられていた、古代鮫“メガロドン”だった。リンチたちは脱出を図るが、潜水艇ごとメガロドンに飲み込まれてしまう……。

★一言感想
原題は邦題と一緒であります。

メ、メ、メガロドン サーメがすいすいすーい🎵
メ、メ、メガロドン サーメがすいすいすーい🎵

メ、メ、メーガロドン、サーメがすいすいっと!
出前館CMのリズムで)

f:id:unknownhuman:20210613035427p:plain

さて、いきなりしょうもない替え歌から始まりましたが、つまりはそう言うことですので、お察しくださいませ。

『MEG ザ・モンスター』にあからさまに寄せているパッケージの本作は、当然の如くサメ映画……なのですが、アメリカ海軍 VS ロシアの特殊工作員の戦いに巨大サメが絡んでくる、といった構図になっております。それ故に、中盤からはロシア人と戦っているのかサメと戦っているのかよくわからない、中途半端な物語になってしまっているのが、サメ映画としては惜しいところですね。

f:id:unknownhuman:20210613035440p:plain

小型潜水艇やサメなどの描写には、CGがふんだんに使用されています。
ああ、このオブジェクトはCGだ、とあからさまに違和感を覚えてしまうくらいの出来ではありますが、思ったより頑張っておりまして『デビル・シャーク』やら『ハウス・シャーク』といった悪ふざけでしかない最底辺サメ映画などよりは余程よく出来ております(その二作を比較対象として挙げるのはどうかとも思いますが……)
例え微妙なCGであっても、サメが本編に出演、活躍しているだけで嬉しくなってしまうのはサメ映画界隈の業の深さでありましょう。

ちゃんとサメが出演するだけありまして、そこそこ作りは丁寧で、盛り上がり所も作られてはいます。が、どうもことごとく滑っているような気がしてなりません。

サメに電撃を当てる作戦のとばっちりを受けて仲間が海に沈んでしまう悲劇は、全員真剣そのものなのにどこかシュールです。ロシア工作員と撃ち合おうと言う時など、明らかに射線上に丸腰の味方がいるのに銃を構えて向かい合っていたりします。
ううむ……なんともはや。

少々気の抜けてしまった炭酸水を思わせる、微妙サメ映画でありました。