ぼんやり考察してみよう

日々考えたこと、映画感想、評価などを記しておくブログです。WPから移転しました。

ハウス・シャーク

f:id:unknownhuman:20190121173540j:plain:w211:h300

◆ハウス・シャーク

評価:駄作

点数:30点

ネタバレなし

製作年:2017年
製作国:アメリ

★あらすじ
家の至るところから現れる人喰いザメとの戦いを描いたパニックムービー。フランクが家に帰ると、留守番を頼んだベッツィがトイレに引きずり込まれるのを目撃する。家にサメらしき怪物がいると主張するフランクは、息子と庭で暮らし始めるが……。

★一言感想
原題は邦題と一緒であります……。

見なきゃよかった。

演技、演出、脚本、何もかも全てが低水準。学芸会、と評したら学芸会に失礼な気すらする、徹頭徹尾ふざけた映画です。こういう映画に限って、どうして二時間近くもあるのでしょう……尺が長くて癪に障ります。シャークだけに!

ここに、遠足の感想文があるとしましょう。題名には『楽しかった遠足』と書かれています。あなたはそれを読むために手に取りますが、京極夏彦の本くらい分厚く、しかも中身はまるきり子供の書いた文章。瞬く間に読む気が失せる……喩えるならばそんな感覚でありまして、しょうもない内容だとわかりきっているのに、無駄に長いために苦痛なのです。

このように脈絡なく意味のわからない喩え話を持ち出す程度には、筆者は精神的に疲弊しております。お察しくださいませ。

f:id:unknownhuman:20190121181244p:plain
※既存の常識を覆す新学説

えー、本作なのですが、全てが低水準なのに加えまして、言葉遣いが壮絶に下品で、聞くに堪えません。日本語にするならうんこちんちんレベルの会話が延々繰り広げられて辟易といたします。とりあえず下品な事を言えば面白いと思っているのでしたら、下ネタを叫んで笑う小学生並みのメンタリティと言う他ありません。会話ばかりでなく、描写も度を越して下品でして、理性、知性、品性を重んじる筆者としましては、これは……ちょっと、あまりにも、ですね。

いけません、早送りなしでの鑑賞が予想以上に辛かったので、暗黒面に落ちそうになっておりました。いくらこんな映画でも、悪口ばかり書き散らすのは気が引けます。一応、良い所も、何か……ええと……「俺の顔に落書きしたのは誰だ!」「ハウス・シャークだろ」「おのれ許さん!」の流れだけは少し、ほんの少しだけ、面白かったです。

f:id:unknownhuman:20190121181305p:plain
※おもちゃの光線銃にDVDみたいなものがくっついています

セリフが棒読みだとか、サメが着ぐるみだとか、突っ込みどころは星の数ほどありますが、コメディに振り切った作品のため、あえてあげつらうことはいたしません。このノリをバカバカしいと笑えるか、なんだこれと呆れるかで、本作の評価は決まることでありましょう。私は後者でした。