ぼんやり考察してみよう

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ハンティング・ザ・ゾンビ

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◆ハンティング・ザ・ゾンビ

評価:駄作

点数:25点

ネタバレあり

製作年:2014年
製作国:アメリ

★あらすじ
ティファニー・マックレーン監督をはじめ、マックレーン一家が手掛けたゾンビホラー。ある街で突然ゾンビが発生し人々に襲い掛かる。ゾンビ退治をしながら安息の地を求めて移動していたマックとジェシー親子は、ある研究所にたどり着くが……。

★一言感想
原題は邦題と違いますが、どうでもいいです。

あー、ひどい! ひどすぎる!

出来の悪い、ゾンビ映画風味のコントが延々90分間続きます。

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※面白いと思っているのでしょうか?

何もかもがひどすぎて笑えたのも最初だけで、開始20分を待たずして、残り時間に絶望する羽目になります。『これを、後70分以上も見なくてはいけないのか……』いえ、別に無理して見る必要はないのですが、こうして感想を書く以上は、最後まで早送りせず鑑賞するのが作品に対する敬意であり自分に課した責務であり……でもこんな映画、失礼ながら敬意を払う価値すらないような……ぐああ、つらい。
何分時間は有限ですので、今すぐ見るのを止めて、他の映画でも見たい……そんな葛藤を抱えながら、何とか完走いたしました。

いやはや、心の底からつまらなかったです。

脚本:最低
演出:残念
演技:大根
音楽:悲惨

褒めるところが何一つありません。
脚本に含まれていますが、登場人物も全員不愉快です。
ただのチープなゾンビ映画だと本作を侮ったら、確実に火傷することでしょう。
駄作カテゴリの50点以下――駄作の平均以下――は、総じて魔境ですが、これほどひどいものも珍しいですね。どうしてこれが商業ルートに乗り、海を渡って日本までやってきたのか、不思議でなりません。

主役である軍事マニアの親子が、薄ら寒い台詞を言いながら、一方的にゾンビを屠っていくのが気持ち悪く、メアリー・スーみたいだと思ったら、この親子、主演かつ脚本だそうで……失笑しかありませんね。



例えチープなゾンビ映画でも、輝く何かがあればそれでよいのです。

低予算ながら古き良きゾンビ映画を再現しようとした、ワールド・デッド。
火山ゾンビでオリジナリティを出そうと足掻いた、バーニング・デッド。

それらのマイナーゾンビ映画と比較しても、本作には『志』がありません。
製作者の自己愛だけは伝わってきますが、映画への愛は伝わってきません。

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※最後は、拙いCGでの爆発オチです

ゾンビ映画に興味のない方は勿論、ゾンビ映画がお好きな方にもお勧めはできません。
悪いことは言いませんので、見ないほうがよろしいでしょう。
こんなものを見るのは、時間の浪費であり、人生の無駄であります。