ぼんやり考察してみよう

日々考えたこと、映画感想、評価などを記しておくブログです。WPから移転しました。

バレンタイン

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◆バレンタイン

評価:普通

点数:65点

ネタバレなし

製作年:2001年 製作国:アメリカ

★あらすじ

無気味なバレンタインカードを受け取った美しい娘・シェリーが、何者かに惨殺された。 その後シェリーの友達にも同様のカードが送られてきて……。 13年前に起こったパーティの悲劇が、復讐の惨劇を巻き起こす!

★一言感想

原題は邦題と一緒であります。

のび太のような風貌の少年がパーティーで、女の子に片っ端から「踊らない?」と声をかける場面から物語は始まります。 のび太のダンスのお誘いに、女子たちは嫌悪感剥き出し。誰もが、のび太のくせに生意気だ、と言わんばかりの態度で冷たくあしらいます。それにしても、汚物のような扱いを受けながら、諦めず女の子に声をかけまくるとは、随分と度胸のあるのび太であります。私なら声をかける勇気すら出ない。

のび太の執拗なナンパの結果、ようやく見付けたぼっちの女の子、ドロシーといちゃいちゃすることができましたが、それをクラスメイトが冷やかしたことから事態は暗転。ドロシーは動揺して、合意の上でのキスを、のび太に無理矢理やられた、と言ってしまいます。 哀れにも強制わいせつ野郎の濡れ衣を着せられてしまったのび太は、パーティ会場でリンチを受けた挙句、少年院送りになるのでありました……。

時は流れて13年後。 当時のび太を袖にした女子たちに、のび太のイニシャルを記したバレンタインカードのメッセージが届きます。カードが死の予告であったかのように、次々と何者かに狙われ、殺されていく女子たち。これはのび太の復讐なのか? それとも真犯人は別の誰かなのか? と言った筋書きであります。

本作は、仮面を被った殺人鬼が逃げ惑う女子たちを狙う、王道スラッシャーホラーです。復讐の対象となる女子たちの他、全然関係ない人物まで巻き添えで殺されたりするのはご愛敬。 あえて特筆するような本作品ならではの魅力はなく、総じて可もなく不可もなく、なのですが、王道ゆえの安定感はありますので、過度な期待をせず、肩の力を抜いて鑑賞すれば楽しめるかと思います。 ところで、女の子の1人であり金持ち娘のドロシーが作中でデブキャラ扱いを受けているのですが、彼女、言うほどデブじゃないですよね。無理してダイエットなどしなくとも、ドロシーくらいの体形が、健康的で丁度良いと思うのですが如何でしょう。