ぼんやり考察してみよう

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バーニング・デッド

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◆バーニング・デッド

評価:微妙

点数:65点

ネタバレなし

製作年:2015年 製作国:アメリカ

★あらすじ
1846年。北カリフォルニアのシエラネバダ山脈で噴火が起き、逃げ遅れた人々が溶岩にのまれて死亡した。それから150年以上が経過し、“悪魔の山”と呼ばれるその山は再び噴煙を上げ始めて……。
前代未聞のボルケーノ・ディザスター+ゾンビ・ムービー。

★一言感想
原題は邦題と一緒であります。

まず、ジャケットの一文に目を惹かれます。
火山ゾンビ爆誕。ですよ、火山ゾンビ爆誕。
これは見ないわけにはいきますまい。

ゾンビ映画では、軍が開発したウィルスに感染してゾンビになるとか、墓場から死体が起き上がってゾンビになる……そういった設定が、所謂王道なのですが、本作のゾンビは、出現の経緯からして異彩を放っております。
なんと『火山の噴火と共に火口から緑色の光が降り注いで、それが地上に着弾してゾンビが生まれる』のですね。何がどうしてそうなるやら、常人の頭脳では理解が追いつきませんが、作中で語られる言い伝えによれば『悪魔の山の呪い』らしいです。そういうものなのだと納得する他ありません。

火山ゾンビは緑色の光の着弾地点から、タケノコのように生えてきます。火山から生まれただけあり、触れると熱かったり、吐しゃ物の代わりに溶岩を吐き出したりします。

ドーランを塗りたくった特殊メイク、2015年作品とは思えぬチープ極まるCG、内臓を貪るだけのゴア描写……B級映画と割り引いて見ても残念な出来の本作ですが、一応、物語は綺麗にまとまっており、無駄な場面が極端に多いというわけでもないので、見ていて苦痛を感じる事はありませんでした。
演出のクオリティが低い事に目をつぶれば、意外と楽しめます。

ゾンビ映画がお好きで、なおかつC級映画に耐性があるなら、見てみてもよいでしょう。