ぼんやり考察してみよう

日々考えたこと、映画感想、評価などを記しておくブログです。WPから移転しました。

ビジター

f:id:unknownhuman:20180404102331j:plain

◆ビジター

評価:良作

点数:80点

ネタバレあり

製作年:2012年 製作国:アメリカ

★あらすじ

閉ざされた空間で、不可解な現象と正体不明の恐怖に襲われるシチュエーションスリラー。 郊外で暮らすジョナサン夫婦は、ある夜、ガスマスクを被った男たちに追われていた女性を匿う。だが彼女は連れ去られ、その脅威は夫婦ふたりにも及び……。

★一言感想

原題は「STATIC」

映画を見る時、なるべく頭を真っ白にして楽しみたいため『予告編は見ない』また『予備知識を極力仕入れない』というマイルールを設定しているのですが、今回ばかりは正解でありました。と言うのも、視聴終了後に見に行った、amazonの内容紹介がすでにネタバレだったからです(;´・ω・) ここに書くのは控えますが、他の映画の名前を出してしまっているため、二重の意味でネタバレです。こういう内容紹介はやめていただきたい……。 いやはや、本編を見る前に、間違って読んでしまわないで良かったです。

さてさて、このビジター。率直に言って、私好みの映画であります。 作品にマッチした寂しいメインテーマ……視聴者の不安を煽るガスマスク集団……そして、枯れ葉の下から現れる墓石。キャサリン縞パン 個々の要素が雰囲気を盛り上げると同時に、伏線として機能しています。

肝心要のオチについては、他にも同じオチで終わる作品を3つくらい知っていますが、オチが同じだ、と誹る気にはなりませんぬ。ネタの出尽くした昨今、オチが何かよりも見せ方が大切であり、視聴中は、このオチに着地するとは思わなかったからそれでいいのです。

好みなので評価は甘めですが、実は伏線になっていない伏線もちらほらあります。 キャサリンがガスマスク集団に連れ去られる場面も、再度見ると何だかなあ……と思ってしまったり。冷静に考えると結構違和感ありますよね(笑

細かな瑕疵は多くあるかもしれませんが、それを補って余りある、良い映画でありました。