ビジター
◆ビジター
評価:良作
点数:80点
ネタバレあり
製作年:2012年 製作国:アメリカ
★あらすじ
閉ざされた空間で、不可解な現象と正体不明の恐怖に襲われるシチュエーションスリラー。 郊外で暮らすジョナサン夫婦は、ある夜、ガスマスクを被った男たちに追われていた女性を匿う。だが彼女は連れ去られ、その脅威は夫婦ふたりにも及び……。
★一言感想
原題は「STATIC」
映画を見る時、なるべく頭を真っ白にして楽しみたいため『予告編は見ない』また『予備知識を極力仕入れない』というマイルールを設定しているのですが、今回ばかりは正解でありました。と言うのも、視聴終了後に見に行った、amazonの内容紹介がすでにネタバレだったからです(;´・ω・) ここに書くのは控えますが、他の映画の名前を出してしまっているため、二重の意味でネタバレです。こういう内容紹介はやめていただきたい……。 いやはや、本編を見る前に、間違って読んでしまわないで良かったです。
さてさて、このビジター。率直に言って、私好みの映画であります。
作品にマッチした寂しいメインテーマ……視聴者の不安を煽るガスマスク集団……そして、枯れ葉の下から現れる墓石。キャサリンの縞パン
個々の要素が雰囲気を盛り上げると同時に、伏線として機能しています。
肝心要のオチについては、他にも同じオチで終わる作品を3つくらい知っていますが、オチが同じだ、と誹る気にはなりませんぬ。ネタの出尽くした昨今、オチが何かよりも見せ方が大切であり、視聴中は、このオチに着地するとは思わなかったからそれでいいのです。
好みなので評価は甘めですが、実は伏線になっていない伏線もちらほらあります。 キャサリンがガスマスク集団に連れ去られる場面も、再度見ると何だかなあ……と思ってしまったり。冷静に考えると結構違和感ありますよね(笑
細かな瑕疵は多くあるかもしれませんが、それを補って余りある、良い映画でありました。