ぼんやり考察してみよう

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ファイナル・デッド ダークウォッチャー

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◆ファイナル・デッド ダークウォッチャー

評価:普通

点数:60点

ネタバレなし

製作年:2007年 製作国:アメリカ

★あらすじ

記憶をなくし、謎の施設に監禁された者たちが生き残りを賭けて繰り広げるサバイバルパニックスリラー。 白い部屋で目覚めたケイトは、自分に関する一切の記憶を失っていた。彷徨い歩く彼女は、やがて自分と同じような状況に置かれた人たちと遭遇し……。

★一言感想

原題は「SHADOW PUPPETS」

記憶を失った数名の男女が、謎の施設で目覚める……設定だけ聞くとよくあるワンシチュエーションスリラーなのですが、内容は中々尖っております。

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※殺風景な白い部屋

果たして彼らは何者で、何故記憶を失う事になったのか? この施設の目的は一体何なのか? 施設に閉じ込められた人々に襲い掛かる『影の怪物』とは何なのか? 何もわからないまま、謎を解き明かすために、気味の悪い施設を隅々まで探索していく……一昔前の、ホラーアドベンチャーゲームのような雰囲気を持った作品です。

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※いかにも、といった薄気味悪さが漂う謎の施設。怪しげな登場人物たちも良い味を出しています。

本作のメインクリーチャーとも言える、影の怪物が生まれた経緯がスピリチュアルに傾倒したトンデモ理論だったり、影の怪物のCGが残念な出来だったりするのですが、幸いにも、展開が遅いとか、無駄な話が多いとかはありません。 納得がいくかはどうかは置いておいて、最終的には謎は全て明らかになりますので、ホラーによくある突っ込みどころに目をつぶれば、物語の勢いに任せて、意外と楽しく完走することができるはずです。