ぼんやり考察してみよう

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ブラッド・リッパー

◆ブラッド・リッパー

評価:駄作

点数:30点

ネタバレあり

製作年:2003年 製作国:アメリカ

★あらすじ

訪れた人々の謎の死や失踪が後をたたない「呪われた森」を舞台に、正体不明の殺人鬼に襲われる5人の若者の恐怖を描く。

★一言感想

山奥のキャンプ場を舞台にしたスラッシャーホラー。 一目見ただけで悪いとわかる画質、お世辞にもかっこいいとかかわいいとか言えない俳優、とりあえず血糊くっつけておきましたという感じのしょぼい殺人シーン……。 上映開始一分少々で、私の中のセンサーが警報を鳴らします。

『これはまずい。駄目な映画だ……』

残念ながら予感は的中し、最初から最後まで面白くありません。

・殺人鬼に追われていると語るおじさんが、何故かキャンパーと一緒に焚き火を囲んでビールを飲み、ギターを弾いて歌を歌う。

・子供の人形に食事を与える不気味な老婆が意味ありげに登場するが、物語的に何の意味もない。

・結局、殺人鬼はマスクを被ったまま取らないので、最後まで正体不明、動機不明のまま。

等々、脚本が適当なのはホラー映画ではよくあることですが、それに加えて映像、演出が圧倒的に低品質なせいで、見所のない作品になってしまっております。 物陰に隠れて隙を窺う殺人鬼に気付かないでニアミスする……というホラー映画のお約束的場面も、緊迫感がなく、ドリフのコントのような仕上がりです。だめだこりゃ。 うーん、無理矢理にでも良い点を探すなら、ウェズリーの死体を発見する場面、殺人鬼との対決の場面などは、この作品の中では相対的に頑張っていたように思えます。 どうでもいいですが、股間をかきながら目を覚ますティムには笑いました。