ぼんやり考察してみよう

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ホワイトロスト

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◆ホワイトロスト

評価:駄作

点数:50点

ネタバレあり

製作年:2007年 製作国:アメリカ

★あらすじ

実話を元に、氷点下の森に迷い込んだ男女に襲い掛かる恐怖を描くパニックサスペンス。 大晦日の夜、新年を祝うパーティーに出掛けたケビンとティファニー。 そこで麻薬入りのアルコールを飲まされた彼らは、帰宅途中に事故で車を大破させてしまい…。

★一言感想

原題は「LOST SIGNAL」

パーティから帰る途中の若いカップルが、薬物と飲酒の影響で事故を起こし、近所の森で幻覚を見ながら遭難する物語。本当にそれだけです。

あらすじでは『麻薬入りのアルコールを飲まされた』と書いてありますが、ケビンは自分で麻薬を吸っており、麻薬ヴァージンである彼女にも麻薬を勧めています。救いようがないですね。

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※恋人に麻薬を勧める最低彼氏

登場人物が救いようがないのはいいのですが、本編も救いようがないくらいつまらないです。 自業自得極まる二人が、森の中、薬物の影響で幻覚を見たり、被害妄想に陥ったりする場面が延々続くだけで、物語としての面白味は皆無であります。 何が起きても最初からドラッグによる幻覚とわかっていて意外性はなく、ただとち狂って自滅しているだけの二人を応援する気にもなれないため、ひたすら冷めた気分で鑑賞する羽目になりました。

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※迫る除雪車……の幻覚

本作で一番不憫なのは、馬鹿者二人を助けるために森に入り、殉職したダニでありましょう。 ドラッグ撲滅の啓蒙作品としてはいいのかもしれませんが、映画としては落第点です。 一つだけ良い点があるとするなら、ラストの家族の描写ですね。