ぼんやり考察してみよう

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Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼

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◆Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼

評価:良作

点数:45点

ネタバレあり

製作年:2007年
製作国:アメリ

★あらすじ
ケヴィン・コスナーが成功したビジネスマンにして良き家庭人でありながら殺人の衝動を抑えられない連続殺人鬼を演じるサスペンス。共演はデミ・ムーア、デイン・クック、ウィリアム・ハート。監督は「カフス!」のブルース・A・エヴァンス。オレゴン州ポートランド。ある日、若いカップルの全裸死体が発見される。現場に残されていた血のりの指紋から、女性刑事アトウッドは“指紋の殺人鬼”と呼ばれる連続殺人犯が2年の沈黙を破り再び動き出したことを知る。実は、その殺人鬼の正体は、実業家、アール・ブルックス。家族思いの好人物と評判の彼は、その裏で殺人の衝動を抑えられず残忍な人殺しを繰り返していたのだが……。

★一言感想
原題は「Mr.BROOKS」
原題だけだとなんのこっちゃ、ですので、邦題には副題として「完璧なる殺人鬼」がついたのでしょう。これで予備知識なしでも、頭脳派シリアルキラーがなんやかんやする作品なんだな、とすぐにわかりますね。うむ、親切設計。

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このMr.ブルックス、本編始まって最初の殺人でカップルを射殺するのですが、部屋のカーテンが開けっ放しだったため、カップルの情事を覗き見していた男に犯行現場を写真に撮られてしまいます。いきなりの凡ミスにいやいや、どこが完璧だよ! と邦題に突っ込みたくなってしまうのですが、その後、目撃者が仲間になりたそうにこちらを見ている……って展開がありまして、結果としては上手く事が運びますので、運も実力の内、と考えれば完璧なのかもしれません。

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いきなりやらかしてしまったとは言え、彼は秩序型の犯罪者。凶器の銃にはサイレンサーをつけて、硝煙反応対策もしっかり。謎のイマジナリーフレンドとも相談しつつ、捕まらないよう手は尽くしておりますから、辛くも逃げ切るのは違和感はない、でしょうか。

豪華キャストなだけあり、安心して鑑賞できるサスペンスでありました。