ぼんやり考察してみよう

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シャーロック・ホームズ シャドウゲーム

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シャーロック・ホームズ シャドウゲーム

評価:良作

点数:60点

ネタバレあり

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新型コロナウィルスに対するマスクの感染予防効果についての考察



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はじめに


新型コロナウィルスが世界で猛威を振るう昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。
感染拡大に伴い、マスクやら消毒液といった衛生用品も不足しております。
筆者は普段使いのマスクを入手するために、早朝からドラッグストアに並ぶ羽目になりました。

新型コロナウィルスの国内での流行を機に、皆こぞって買い求め、現在品薄となっているマスクなのですが、着用しても感染予防効果はない、との意見も聞くのですよね。
実際のところ、どうなのでしょうか。

マスクに新型コロナウィルス感染予防効果はあるやなしや


新型コロナウィルスに対してマスクが意味を為さないというエビデンスは、マスクのフィルタの網目よりウィルスが微小であるため、通過してしまうというものです。
故に、陽性と確定した感染者がマスクを着用すれば感染を拡大しない効果があるが、陰性である非感染者がマスクを着用しても感染を予防する効果はほとんどない、といった主張になります。

花粉が凡そ30㎛、PM2.5が2.5㎛、そしてウィルスが0.1㎛。医療用でない、市販マスクのフィルタで対応可能なのはPM2.5くらいで、ウィルスの0.1㎛には対応できない。
これは、新型コロナウィルスに限らず、インフルエンザの時からウィルス全般に言われ続けているロジックですね。

うーん、言っている事は理解できるのですが、私としては素直に納得できませんぞ。
ウィルスがマスクのフィルタを通り抜けるから意味はないと言いつつ、感染者のマスク着用は感染を拡大しない効果があるとするのも、ややダブルスタンダード気味ではないでしょうか。
感染者側は、ウィルスを含んだ自身の飛沫がマスクで止まるからこそ感染を拡大しない効果があると考えられます。ならば非感染者側も、マスクをしない誰かがウィルスを含んだ飛沫を飛ばしたとしても、飛沫がマスクに遮られ、直接唇や喉に触れるのを防ぐ事により、感染を予防する効果があるように思えます。

例えば、ネットのないサッカーのゴールを想像してみてください。そこに向かって砂利を蹴り飛ばしたとします。勿論、大きな石も小さな砂もすべてゴールの向こうへ飛んで行きます。

では、ネットのあるサッカーのゴールに向かって砂利を蹴り飛ばしたら?
大きな石は、単純にネットに弾かれる確率が上がります。ネットをすり抜ける小さな砂も、その一部はネットに弾かれて、手前に落ちるでしょう。ゴールの向こう側(口内)に届く砂利(飛沫やウィルス)の絶対量は、確実に少なくなる筈です。

と、ここまでは私の直感であり憶測ですので、信頼できる情報を探してみます。最初からそうすればいいのに、と聞こえた気がしますが、まずは自分の頭であれこれ考えてみるのが肝要でありますよ。答え合わせはそれからでも遅くはありません。

一次情報源は見付かりませんでしたが、過去フランスで行われた調査によれば、マスク着用群と非着用群ではインフルエンザ感染率に有意な差異は認められなかったそうです。ですが別の調査では、感染率に有意な差違が生じた、との報告もあります。そもそも科学的に信頼性の高い調査の実施自体が難しいとの事情もあり、マスクの感染予防効果については、賛否両論ある、が実情のようです。尚、我らがNHKニュースでも今年2月にマスクの感染予防効果について取り上げておりますが、結論は微妙に濁してあります。……要はよくわからないわけですな。

新型コロナウィルスの感染リスクを抑える対策


1.外出を避ける
最も安全確実な対策と言えるでしょう。外出を避ければ他者との接触も減り、万事解決と言っても過言ではありません。
とはいえ、どうしても外出をしなければならない状況は存在します。

2.人混みを避ける
メディアなどでも散々言われております通り、やむを得ず外出しなければならない時は、人の集まる場所を避けましょう。

3.密閉、狭小空間を避ける
密閉空間はウィルスが充満しやすく、狭小空間は人と人との距離が近くなるため、リスクが大きいです。
集団感染が発生した、ダイヤモンド・プリンセス号、大阪のライブハウス、横浜のスポーツジムなども密閉、狭小空間ですね。さっぽろ雪まつりは屋外ですが、春節の時期と重なっている事、中国での流行ピーク時に多くの中国人観光客で賑わった事などが感染拡大を後押ししたものと思われます。
避けられない外出であり、かつ人混みであり、かつ狭小密閉空間……三拍子揃った通勤時の満員電車はリスクの塊と言えましょう。回避する手段が実質ないのも残念なところです。
余談になりますが、私は体調不良で病院を訪れ、長い時間待合室で座っていた結果、インフルエンザに罹患しました。窓がなく、風通しの悪い病院だった事も原因でしょう。皆様もお気をつけくださいね。

4.衛生管理を徹底する
まだその生態に謎が多い新型コロナウィルスもやはりエンベロープウィルスですので、石鹸、アルコールによる消毒が非常に有効です。手をこまめに洗い、なるべく手で顔に触れないようにしましょう。

マスク着用による副次的効果


一般に、ウィルスがフィルタを通過する、との欠点は一旦横に置きまして、マスクの着用は、いくつかの副次的効果を生みます。

最も重要なのが、口内の保湿効果でしょう。喉の粘膜は乾燥に弱く、炎症を起こしやすいです。炎症を起こして抵抗力が低下した喉にウィルスが付着してしまえば、感染は免れません。日頃から鼻が詰まりやすく、口呼吸になりがちな方は喉も乾燥している事が多いため注意が必要です。

もうすぐ電車が出発する、と、急いで駅の階段を駆け上がり、発車ベルの鳴る中、息を乱しながら満員電車に滑り込む……よく見かける日常の光景ですが、マスク無しでは感染リスクを高める行動と言えます。

また、口内の保湿だけでなく、ウィルスを含んだ飛沫の鼻や口の粘膜への直接の付着の防止、ウィルスの付着した手で無意識に鼻、口に触れる行動の抑止、などの副次的効果が見込め、それは感染の確率に少なからず影響を及ぼすと考えられます。

結論

本題でありますマスクの感染予防効果についてですが『新型コロナウィルスの感染リスクを抑える対策』の項で列記した1~4の項目よりは優先順位は格段に下がるものの、マスク着用による副次的効果まで含めて考えれば、マスク使用の有無は感染予防においては誤差の範囲内だと無視する事はできないように思います。

つまり、マスクには一定の感染予防効果が認められるのではないか、というのが私の結論となります。

長い話にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。信じるか信じないかは、あなた次第、であります。