ぼんやり考察してみよう

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ハッピー・デス・デイ

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◆ハッピー・デス・デイ

評価:名作

点数:40点

ネタバレなし

製作年:2017年
製作国:アメリ

★あらすじ
女子大生が同じ1日を何度も繰り返しながら、殺人鬼の謎に迫るタイムループ型学園ホラー第1弾。ビッチな女子大生・ツリーは誕生日の朝、見知らぬ男の部屋で目を覚ます。その夜、彼女は仮面姿の殺人鬼に殺されるが、気付くと再び誕生日の朝に戻っていた。

★一言感想
原題は邦題と一緒です。
同じ日を何度も繰り返しながら自分の命を狙う犯人を撃退しようと奮闘する、所謂“ループもの”サスペンスであります。

あらすじに“ビッチな”などと書かれてしまっている主人公のツリーですが、現実ビッチなのですから仕方がありません。泥酔してワンナイトラブ(相手がジェントルマンだったため未遂)したり、妻子持ちの教授と不倫したりします。勿論、無駄にビッチなわけではなく、そのビッチぶりが物語を動かす鍵となります。

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監督もコメントで言っておりますが、ツリーが同じ日をループする中でも、飽きないような工夫が随所に凝らしてありまして、最後まで画面から目が離せません。

シリアスとコメディのバランスも絶妙で、ホラー映画かくあるべし、というお手本のような作品となっております。評価を見ればわかります通り、全体的に高水準で、私からは何も言う事はありません。

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作品の根幹設定である、ツリーが死ぬ直前でループしている理由、犯人を撃退してループが止まる理由は、エンディングを迎えてもよくわからなかったりしますけれども、本編の出来が良く、勢いもありますので、些細な事と流せてしまえます。劇中で発生する全ての事象に納得の行く理由をつけられたら緻密で素敵ではありますが、それが面白い作品の絶対条件なわけでもないのです。

ホラー&サスペンスがお好きな方は、きっとお気に召すと思いますので、是非チェックしてみてくださいませね。