ぼんやり考察してみよう

日々考えたこと、映画感想、評価などを記しておくブログです。WPから移転しました。

ザ・ブルー

f:id:unknownhuman:20180404102144j:plain

◆ザ・ブルー

評価:普通

点数:20点

ネタバレなし

製作年:2001年 製作国:ドイツ

★あらすじ

試験を終えた12人の高校生。真夜中にゴージャスなプール施設に忍び込み、盛大なパーティを開催していた。 だが、泳いだり、語らいの場だったはずのプールで、1人また1人と惨殺されていく……。ドイツで大ヒットした学園ホラーの最新作。

★一言感想

原題は「SWIMMING POOL」 金田一少年の事件簿名探偵コナンといった推理漫画でお馴染みの『黒い人』にドクロマスクを被せたような格好をした怪人が、マチェット片手に蛮行の限りを尽くす学園ホラーです。

f:id:unknownhuman:20180404102148p:plain:w480:h280
このコスチューム、着替えるのが大変そう

あらすじにもあるように、登場するメインキャストは12人もいるのですが、各人、あまり個性がなく、キャラが立っていないこともあり、顔と名前が全然一致しません。作業をしながらぼんやり見ていたりすると、誰が誰だかわからなくなること請け合いです。 12人もいるからには、シスタープリンセスの妹達くらいにはキャラ立てしていただかなければ記憶に残りませんぞ。

メインキャスト全員のキャラをほとんど把握できないままストーリーが進んでいくため、誰かが犯人の凶刃に倒れても「あー、誰かやられた」以上のインパクトはありませんでした。それどころか、終盤で、黒い人がドクロマスクを脱いでどや顔で動機を語り始めても、ドクロマスクの中の人の印象が、作中に出てくるコンドームより薄かったせいで「お前だったのか!」と驚くこともできず「そう言えばこんな人いたなあ……」という、身も蓋もない感想になってしまいました。 このあたり、もうちょっと何とかならなかったのでしょうか。

キャラが多い、薄い点以外は、ごくごく普通の学園系スラッシャーホラーですので、上述の欠点に目をつぶれば、そこそこ楽しめると思いまする。