ぼんやり考察してみよう

日々考えたこと、映画感想、評価などを記しておくブログです。WPから移転しました。

エルフ 悪魔の人形

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◆エルフ 悪魔の人形

評価:微妙

点数:15点

ネタバレあり

製作年:2017年
製作国:アメリ

★あらすじ
呪われた人形が殺戮の限りを尽くすホラーサスペンス。
クリスマスイブの日、ニックは祖父から相続した戸棚から人形と名前が書かれた謎のリストを発見する。以来、人形は常にニックのそばにいるようになり、周囲の人々が次々と悲惨な最期を遂げていく。

★一言感想
原題は「THE ELF」

えー、まずパッケージには、血に染まったナイフを持った、ぱっちりお目目の不気味な人形がアップで映っておりますが、本編にはこんな人形は登場しません。パッケージ詐欺であります。

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※実際の人形はこちら

人形が襲ってくる映画と言えば、やはりチャイルド・プレイを思い出しますね。と言いますか、筆者はそれしか見た事がありません。そんなわけで、本作にも似たような味わいを期待して鑑賞したのですが……。

クリスマス・イヴの夜、吹雪で屋敷に閉じ込められる、という設定なのに、外が明るく、雪が作り物然としています。人形が人を襲う場面は、短いワンカットの継ぎ接ぎで、人形が何をしているのかわかりにくく、迫力がありません。襲われているというよりは、大人が人形遊びでじゃれているように見えます。ニックがクリスマス・イヴに抱くトラウマの内容は、やたらぼかして引っ張りますが、大した意味はありません。全てにおいて期待を下回る適当な作りで、2017年作品とは思えないクオリティ。チャイルド・プレイとは比較するのも失礼なくらい、遠く及ばず、でした。

まだ見ぬ掘り出し物を求めて、あまり名の知られていないマイナー作品を中心に映画を鑑賞しておりますが、外れを引く度、メジャー作品は、メジャーたる理由があるのだなと身をもって実感いたします。さしたる見所はありませんが、見るのがそこまで苦痛ではないのは救いでありましょう。