ぼんやり考察してみよう

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ドント・スクリーム

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◆ドント・スクリーム

評価:微妙

点数:55点

ネタバレあり

製作年:2016年 製作国:アメリカ

★あらすじ
高校の卒業パーティの夜、恋人に浮気された娘二人がクラブで出会った若者と楽しんでいた。だが娘の一人が姿を消して……。異常な一家と遭遇した若者たちに襲い掛かる恐怖を描くショッキング・スリラー。

★一言感想
原題は「RECOVERY」

原題と邦題が全く違います。
ドント・ブリーズを意識した、便乗邦題でありますね。
ドント・〇〇〇〇と名の付く邦題、やたらめったら多い気がしますが、そんなにドント・ブリーズは人気だったのでしょうか……?

ヒロインのジェシーSNSで写真、日記等の個人情報を所構わず公開しているせいか、ドクロマスクの変態に目を付けられてしまいます。彼は、気に入った人々を拉致しては、自宅に監禁し、疑似家族を作る、サイコパス一家の一員なのでした。

ジェシーの前に攫ってきた女子に釘バットで殴打されたせいで、彼のドクロマスクの下は、顔の下半分が崩壊して口が裂けてしまっております。口裂け女ならぬ、口裂け男と化したその容貌は、なかなかに衝撃的です。
口さえ裂けていなければ、意外にもイケメンなのですけどね。

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※路上に佇む口裂け男

本作最大の欠点は、物語が進むのが非常に遅いことです。
クラブから消えたサラを追って、ゲットーの外れに建つ一軒の家にたどり着くまでで、開始から40~50分が経過しております。家を舞台にしたサイコパス一家との攻防戦も、なんだかのんびりしていて、緊張感がありません。最後の最後だけ、少し盛り上がりを見せますが、時すでに遅し、と言ったところでしょうか。

オープニングとエンディングで流れるテーマ曲は、どこかライザップのテーマにも似たポップな曲調で、全然内容と合っておりません。